Velvet Sundial
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記事 · 製版 2026-07-18

フォトエマルジョン製版の仕組みと精度の出し方

感光乳剤を使った版制作の工程を、実際の手順に沿って解説
V
Velvet Sundial
スタジオ
2026-07-18
赤い照明に照らされた暗室の製版用水槽

スクリーン印刷の版制作には、いくつかの方法があります。Velvet Sundialで使っているのはフォトエマルジョン(感光乳剤)製版です。光に反応する乳剤を版に塗り、フィルムを通して露光することで、デザインの形に乳剤が硬化します。この方法は精度が高く、線幅0.3mmまでの細かいデザインに対応できます。

製版の基本的な流れ

まず、スクリーン(メッシュ)に感光乳剤を均一に塗布します。塗布後は暗室で乾燥させます。乾燥が不十分だと、露光時に乳剤が均一に硬化せず、版の精度が落ちます。乾燥時間は室温と湿度によって変わりますが、Velvet Sundialでは最低4時間、夏場は6時間以上乾燥させています。

  • 乳剤の塗布(スクープコーターを使用)
  • 暗室での乾燥(4〜6時間)
  • フィルムを版に密着させて露光
  • 水洗いで未硬化部分を除去
  • 乾燥後に版の状態を確認

露光時間の管理が精度を決める

露光時間が短すぎると乳剤の硬化が不十分になり、印刷中に版が崩れます。長すぎると細かい部分が埋まってしまい、デザインの再現性が落ちます。適切な露光時間は使用する乳剤の種類、光源の強さ、フィルムの濃度によって異なります。

Velvet Sundialでは新しい乳剤を使い始めるたびに、露光テストを行っています。テストストリップと呼ばれる段階的な露光サンプルを作り、最適な時間を確認してから本番の版制作に入ります。

版の洗い出しと確認

露光後、水で洗い出すと未硬化の乳剤が溶けてデザインの形が現れます。洗い出しは水圧が強すぎると硬化した乳剤まで剥がれることがあるため、シャワーヘッドを使って適度な水圧で行います。

洗い出し後は版を光にかざして、デザインの細部が正確に再現されているか確認します。0.3mmの線幅は目視では確認しにくいため、ルーペを使って確認しています。

製版の精度は、その後の印刷品質に直接影響します。版制作のみのご依頼も受け付けていますので、自家印刷を検討している方はご相談ください。

#製版#フォトエマルジョン#スクリーン印刷#技術

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